現金が尽きたらゲームオーバーというシビアな現実

事業を営む上で、これが無くなったらゲームオーバーというものが一つあります。

それは、タイトルで書いてしまっていますが、現金です。現金は一度でも、一瞬でもマイナスになるとその時点でアウトになりますので残高の管理をしっかりとやっていく必要があります。

■入金のタイミングが…

さて、銀行の口座に100万円が入っていたとします。そして、本日200万円の入金があるといった状態を想定します。

この時、本日の引き落とし101万円は対応できるでしょうか?

日時的には300万円-101万円ですので十分に対応できそうですが、答えは『分からない』といったモノになります。

例えば、入金のタイミングがお昼で、引き落としが午前中だった場合には

100万円-101万円で

引き落とし不能となってしまいます。

この場合、僅かな金額の不足ですが事業は致命的なダメージを受けます。

いわゆる『不渡り』というやつで厳密には半年間で2回このようなことをしなければ法律的に一発アウトではないのですが、要注意先としてマークされるので今後の商売がやりにくくなるといった傾向はあります。

新規の借り入れ等は極めて厳しくなりますし、耳の速い債権者は債権の回収に動きだします。(そのままにしておくと貸したお金をとりっぱぐれる可能性がとても高いですからね。)

また、そのような情報はどこからともなく出回るモノで、取引先からの仕入も現金でしかできなくなったりします。

■2回不渡りを出すと

そして2回不渡りを出してしまった場合、『銀行取引停止』といった対応をされてしまい、以後2年間は銀行の当座預金や貸出が利用できなくなります。

この状態になると手形や小切手を使った取引ができなくなるので、事業の遂行は極めて厳しくなります。

ただ、2回の不渡りイコール倒産ではありません。

単に小切手や手形が使えなくなる。また貸し出しを受けられなくなるだけなので、ここで踏ん張る事は100%不可能という訳ではありません。

しかし、この状態になると新規の取引先も敬遠しますし(あなたが取引先だとして、そのような事業所に対して後払いには決して応じないですよね?)、既存の取引先も手を引くところが出てきます。

このため、事実上は現金が尽きて不渡りを出したらそこでゲームオーバーと考えたほうが無難です。

■現金の残高は管理する

このようにとても大切な現金ですので、残高には常に気を使っていく必要があります。

幸いにして、引き落としのタイミングも入金のタイミングもある程度正確に把握できるので、予め計画を立てることが可能なのです。

そして、あらかじめ計画を立てておけば、場合によっては入金を早める交渉や、支払いを遅らせる交渉を取引先とする事ができるので不渡りといった事態を避けることができやすくなるのです。

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