サイト運営は即効性が無いのですが将来に向けての投資です

IT系の支援をするとよく、「ホームページを作れば、お客がどんどんくるって聞いたけど?」といった声を聴きます。

おそらく、ホームページの制作業者さんがそういった営業をかけているんだろうなと感じますが、残念ながらそんなに簡単にはいきません。

とはいえ、現在の消費者は気になるお店やサービスがあればとりあえず検索してみるといった行動をとるのも事実です。

そのため、ホームページは、それがあるだけで売り上げが取れるといったツールではなく、それがないと売り上げの確保が不利になるといった必要ツールになってきていると考えたほうがより実態に近いと思います。

■消費者の行動

あなたが消費者になったときの行動を思い浮かべてください。例えば、住宅のメンテナンスをお願いしようとしている際に、とある業者から営業を受けたとします。

その営業さんが帰ったあと、あなたは何をするでしょう?多くの人は、その業者の評判をインターネットを使って調べるといった行動をとると思います。

あなたが消費者であるときに、そのような行動をとるということは、あなた以外の人があなたの商品やサービスを利用しようと考えた時も同様です。

つまり、消費者の意思決定の一連の流れの中にインターネットでの検索が組み込まれているのですね。

■ホームページを作っても最初のうちは検索結果には出てこない

とはいえ、残念ながら作り立てのホームページなど存在しないも同然なくらい、人が来ません。

消費者が仮にあなたの商売の屋号と地域名で検索したとしても検索結果に表示されないといった事すらあります。

例えば「そば処そば太郎」というお店を東京の赤羽で営んでいたとします。そして、ホームページを作っているのでお客さまに、「うちのこだわりをホームページに書いておいたから検索してね」といったようなケースです。

この時に、お客様が「そば処そば太郎 赤羽」と検索しても検索結果に出てこないことがあるのです。

もちろん、ここまで絞り込んだ検索であれば、ホームページ開設後一定期間が経過すれば検索結果に出てくると考えられます。

しかし、「赤羽 おいしい蕎麦」とか「赤羽 蕎麦屋 宴会」といった検索キーワードではほとんど引っかかってこないでしょう。

(ちなみに、こういった検索ワードで表示されるホームページが売り上げを獲得できるホームページです。こういった検索ワードで検索してホームページを見てくれる人は、実際に赤羽近辺でそばを食べたいと考えている人ですよね?そのため、適切な情報を提供できれば来店する可能性は高いということができるのです。)

■サイト運営に近道なし

さて、「ホームページを作ればどんどんお客が来る」といったことは残念ながら存在しません。

どうしても、作っただけでは検索に引っかかってくることは少ないですし、上の例のように『屋号+地域名』で引っかかってきたとしても、それはパンフレットや会社案内の代わりぐらいの効果しかもたらしません。(もちろん、こういった効果は必須ですが)

しかし、顧客にとって有益な情報を定期的に発信し続けたりすると、、顧客の獲得につながる検索ワードで検索結果に表示されるようになることがあります。(運が良ければそれほどコンテンツが充実していなくても表示される可能性があります)

残念ながらあなたに営業をかけてくるSEO業者の言い分どおり、ホームページをちょこちょこっと改造して、検索エンジンに好まれる記事を書いていけば必ずあなたのホームページが稼げるホームページになるといった保証はありません。

また、これらのSEOの施策は効果がないとは言いませんが、あくまで相対的なものなので、ライバルが全然存在しない分野ならば効果てきめんであった施策だったとしても、あなたの狙っている分野に強力なライバルが存在しているような場合にはそれほど効果を発揮しないのです。

■それでも大切なサイト運営

しかし、そのように即効性があまりないサイト運営ですが、中長期的に見れば大変重要です。

まず、あなたのビジネスをあなたの言葉で発信できる媒体を持っているのと持っていないのでは大違いです。

確かに、現在では口コミサイトやSNSなどであなたが発信しなくとも、あなたのビジネスの情報がネット上にアップされることがあります。

しかし、そのような情報はあなたの知らないところで出回っている情報でしかないため、発信者の表現の仕方によって思いもよらぬ誤解を生じさせることもあり得ます。

そして、この種の評判は全くあなたの関与できないところで作られるといった怖い面があるのです。

もちろん、炎上状態まで陥ってしまったら、あなたのビジネスの公式情報を提供したとしても、無力に近いですが、一般的な状況下では、「○○といったこだわりを…」とか「○○といった思いで…」といった情報をあなた自身が発信しているのと発信していないのでは大違いになります。

公式情報はあなた自身の思いを込めて発信することができますので、そのような発信媒体は持っておく必要があるのです。

また、上で指摘した通り、構築したばかりのホームページは悲しいほど発信力を発揮できません。

そのため、早い段階であなたから情報発信を行えるサイトを構築しておいたほうが良いのです。

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