人脈を作っておくとよいというけど異業種交流会とかの人脈って開業に役立ちますか?

よく、人脈を構築してといった言葉を聞くことがあります。

「起業の準備として…(中略)今は異業種交流会に出て人脈を…」といった事を聞いたことがありませんか?

もちろん、色んな人と会って、色んな話をすることはとても良い事だと思います。

しかし、優先順位から言って異業種交流会への参加はそれほど高くないと考える方が無難です。

■勤め人や社長さんなら

勤め人であれば、異業種交流会に参加して他業界の情報を聞いたりすることはとても刺激的で、ためになる経験であると思います。

また、開業後にあなたがご自身の経験を持って、異業種交流会に参加すれば色々な気づきを得ることもあるでしょうし、もしかしたらダイレクトに仕事につながるかもしれません。

(伝統的な商工会とか商工会議所、法人会等はそういったメリットがあります。基本的に社長さんしか来ないので無茶な営業をかけられるリスクも小さめですしね)

しかし、開業準備中のあなたにとって、異業種交流会はそれほど優先順位の高いイベントではないと考えられます。

■出会った人に何を提供できますか

厳しい言い方ですが、開業準備中のあなたに問います。いまのあなたは、異業種交流会で出会った人に、何を提供できますか?

開業準備中だと、まだ自分の事業から生まれるメリットは提供できないですよね?

また、勤め人のように、自分の現在所属している組織を背景にして価値を提供することもなかなか難しいですよね?

もちろん、明確に提供できる価値があるのならば異業種交流会で人にであうことによって、潜在的な顧客の獲得が可能です。

しかし、「起業に役立つ情報が聞けたらいいな」とかそういった動機で異業種交流会へ参加しようと考えているのならば、空振りに終わる可能性の方が高いと考えられます。

■価値の交換

価値の交換をする余地がないのならば、人と出会ってもあまり得るものは無いと思います。

売り物を持たずに、市場に出店したり、お金を持たずにお店に行っても得るものがほとんど無いように、あなたが提供できる価値を携えていかなければせっかく時間を使って異業種交流会に参加しても、「楽しい立食パーティだったなぁ」ぐらいで終わってしまいます。

そもそも、人脈を構築してという考え自体はいいのですが、人脈というのは価値を提供してその対価をもらうというモノです。人脈という言葉は貢献しあえる人たち(もしくはこちらが貢献できる人たち)を指す言葉で、一方的に助けてもらえることができる人たちを指すことばではありません。

そのため、現時点で提供できる価値が無いのならば、どのような交流会に行っても人脈にはなかなか発展しませんし、あまり得るものはありません。

もちろん、世の中には教えたがりの人とか、新規参入者のためを思って色々世話を焼いてくれる人もいるので、そういった人との出会いを期待するのならば、行く価値は多少は可能性はあります。

しかし、効果的、効率的かどうかと言われればNoと言う事になるので、異業種交流会などにはせめて売り物、提供する価値がしっかりと固まってからの参加にしましょう。

起業準備中のあなたも、時間を費やせばそれだけコストが発生するといった感覚を持って、価値のある行動に多くの時間を割くようにする習慣を身に着けたいものです。

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