起業家精神というハードルが高すぎる精神なんて、ミンナ持っていないから大丈夫です

本稿を読んでいるという事はあなたは少なくとも起業について前向きに考えていると思います。

そして、起業について前向きに考えているという事は起業家精神(アントレプルナー・シップ)なる言葉も聞いたことがあると思います。

(最近では起業を勧めるためにリクルートさんがアントレといった雑誌を作っていたりしますからね。)

■起業家精神をどう考えるか

さて、このような起業家精神ですが、あなたには宿っているでしょうか?

この起業家精神には独立心、野心、自由な発想等が大切と言われています。革新的なサービスや販売方法を構築して世の中を一変させるような事業といったイメージです。

古くは、当時の常識を覆し定価販売をすることで繁盛した今の三越。安売りで支持を集めたダイエー。大量生産といった考え方で世の中を席巻したフォード。

近くはアップルのアイフォーン等、起業家精神にあふれた例は枚挙にいとまがありません。

しかし、このような起業家精神を明確に感じられた社長さんにあった事があるかというと、ほとんど無いというのが現場で色んな社長さんに会ってきている私の個人的な感想です。

もちろん、私の乏しい経験の中でも、そういったいわゆる起業家精神にあふれている人に会った事はあります。その人は、一部上場企業を一代で築き上げた当時60代の人でした。

また、完全な起業家精神とは言えないまでも、野心にあふれている若い人とか意識の高い人には沢山あったことがあります。こういった人は、どちらかというと勤め人として評価されかつ頑張っている人であるといった傾向がありました。

また、起業家精神は得に感じられないにしても、しっかりと企業を経営していて、ちゃんと収益を上げ続けている社長さんにもたくさんあったことがあります。

この事は何を意味しているかと考えてみると、ムリに起業家精神などといったモノを養う必要は無いといった事ではないのでしょうか?

■どんな事業を起こしたいのですか?

確かに、世の中を変えるような事業を起こしたいと考えているような人にとっては起業家精神は大切な要件かもしれません。

しかし、あなたの築きたい事業は世の中を変えるような事業ですか。それともしっかりと稼いであなたやあなたの大切な人、もしかしたら周りの人にまで繁栄をもたらすことが目的ですか?

もし、世の中を変えるような事業まで考えていないのなら、起業家精神などは無くても問題ないと感じています。

■世の中には

世の中には、目新しい事業だけではなく、伝統的に稼げる事業というものがいくつも存在しています。

クリーニング屋さんも車の整備屋さんも、ラーメン屋さんも中華料理屋さんもどこの街に行ってもあると思います。

もちろん、既にいる現在の事業所と同じことをやるつもりならば、既に信用を得ている分だけ既存事業の方が有利となり、新参者のあなたの勝ち目は薄いでしょう。

しかし、こういった業種は、競争は激しくなっていますが伝統的に稼げる業種であり、既存の事業者と十分に違いを打ち出し、稼ぐ仕組みを構築できれば、これから参入しても十分にあなたやあなたの周りに繁栄をもたらすことができます。

このように、あなたが自分の周りに繁栄をもたらそうと考えているのなら、必要なことは自動車整備の常識を覆すような完全な起業家精神ではありません。

そうではなくて、既存事業が気づいていなかったサービスを構築したり、ちょっと考え付かないような販路の開拓方法などを工夫するプチ起業家精神となります。

■起業家精神なんてミンナ持っていない!

起業家精神なんてほとんどお目にかからないような高すぎるモノと比較して、「自分は起業家精神が欠けているから開業は止めておこう」などと考える必要はありません。

そもそも、そんなハードルの高い精神を持っている人などほとんどいないのですから。

ですが、多少の好奇心や粘り強さは持っていたほうが成功に近づけるとは感じています。(もちろんなくても支障はないのですが。)

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