売り逃しは売れ残りよりもダメージ大なので全力で避けてください

商品を販売する商売をやろうと考えている方で、既にその業界で経験を積んでいる人にとっては、本記事の内容はあたりまえの事かも知れません。

しかし、他業界から商品を販売するといった業界に飛び込んで開業したいという方にとっては意外と盲点になっている考え方があります。

それは、機会ロスという考え方です。

■欲しい商品が無い

あなたが欲しい商品があってお店に行ったとします。「あの商品は確かあのお店に置いてあったと思ったけど…」といった感じで足を運んだ際に、その商品が欠品(品切れ)していたらどうでしょうか?

「欲しいものが無かったから、残念だけど、他のお店に行こう。」となりますよね?

ここで考えていただきたいのは、この時に、あなたが言ったお店はその商品分の売上を失っているという事です。

売上を上げるためには、お客さんにお店を知ってもらい、来店してもらい、買ってもらうといった手順を踏む必要があります。

そして、知ってもらったり来店してもらうために、チラシをまいたり、広告を出したり、看板を掲げたり、店内ではPOP広告を作ったりと多大な努力をしています。

しかし、この「欲しいものが無かったから、残念だけど、他のお店に行こう。」となった瞬間にそれまでの努力が全て水の泡になっています。

■存在しないものは売りようがない

と、なんだか難しそうなお話をしていますが、機会ロスとはそんなに難しい話ではありません。とにかく、存在しない商品は売りようがないという事です。

もちろん、中には「この商品ありますか?え、今は品切れなんですね…わかりました、では注文させてもらいます」といった風に、品切れをしていても予約販売につながるといったケースが無いわけではありません。

しかし、ほとんどの場合「あ、この商品無いんだ…じゃあ仕方ないな。」となって、その分の売上は永遠に失われます。

そうです、その売上は永遠に失われるのです。

■欲しいものが買えなかった時に

そのうえ、欲しいものをあると思ったお店に買いに行ったときに、結果として買えなかったらあなたはそのお店に対してどのような感情を抱くでしょうか?

「なんだよ、品ぞろえの悪い店だな…」といった風に思いませんか?

他のモノがどんなに充実した品ぞろえがなされていても、あなたが欲しがっているモノが売っていなかったら、やはり「品ぞろえの悪い店だな…」といった感覚を持つはずです。

その結果、欲しいものを欠品させていたことによって、大切なお客様の客離れを招く危険性すらあるのですね。

■廃棄ロスは目に見えるけど

「そうはいってもたくさん仕入れすぎたら結果として廃棄する必要が出てくるじゃないか。」という方もいると思います。もちろん、廃棄はとてももったいない行為です。

しかも、廃棄は無駄が目に見えます。せっかく仕入れた商品を廃棄するという事はとても心が痛む(お財布も痛みます)行為です。

そのため、廃棄ロスを恐れはじめると必要な分だけ仕入れないといった行為をしがちです。

しかし、そういった姿勢では廃棄ロスよりももったいない機会ロスを生じてしまうのです。

■理想は

スーパーとかで閉店間際になると生鮮食品を中心に半額セールをしたりしますよね?

あれを見て「そんなに毎日半額で売るぐらいなら仕入れる量を減らせばいいのに。」と思うかもしれません。

しかし、仕入れる量を減らしてしまうと営業時間中に売るモノが無くなってしまい、機会ロスが発生してしまうのです。

さて、理想としては、ぴったりの量を仕入れて閉店の一分前に商品が売り切れることでしょう。そうすれば、廃棄ロスも機会ロスも生じませんから。

しかし、それは事実上不可能なので、ちょっと多めに仕入て閉店時間が近くなってきたら、思い切った値引きをしてでも売り切るといった形が取られるのです。

スーパーマーケットは極めて効率的な商売です。流通の世界は本当に賢い人たちがどうしたら少しでも売上を上げられるのか、どうしたら少しでも利益を増やせるかを日々考えている世界です。

そのため、そのような世界の知恵やノウハウは取り入れて、機会ロスが生じないように少し多めに仕入れることを考えていきましょう。

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