個人商店の収益はいくらくらいで軌道に乗るのか【ネイルサロン】

個人商店の収益はいくらくらいで軌道に乗るのか

私はネイリストの資格を取り、ネイルサロンで働いています。

指名をしてくれるお客様も増えてきたので、将来的には個人でネイルサロンを開業したいと考えています。

ネイルサロンは主に技術を売る商売です。初期投資はある程度かかりますが、一度購入すると長く使える物が多いので、月々の費用は他の業種と比べると少なくすむと思います。

開業するにあたって一番気になる事は、月々の収益がいくらくらいあれば初期投資を回収でき軌道にのる事ができるのか。

一般的な個人商店の場合、月々の収益がいくらくらいあれば倒産しないで商売を継続できているのかを知りたいです。

企業する人それぞれの生活スタイルがあると思いますので、少ない収益でも商売をしている人もいると思いますが、目安になるボーダーラインがあれば教えて欲しいです。

回答

個人でネイルサロンを開業したいとの事ですが、いくらで商売が軌道に乗るかといった事をご質問いただいているので主に収益面についてみていきたいと思います。

また、指名してくれるお客さんが増えてきたとの事ですが、そういったお客様を増やすことはとても大切なことです。

あなたのお客さんが増えれば増えるほど、将来の開業は安定すると考えられますので、今のお仕事がそのまま独立準備につながるというとても望ましい働き方をされている状態になっています。

  • 固定的に出ていくお金がどれくらいか
  • さて、収益性のお話ですが、固定的な費用がどれくらいかによって変わってきます。

    例えば、最初にどれだけお金をかけて道具を買ったとしても、それはあまり事業の収益性には関わってきません。

    一番大切なのは、固定的に出ていく費用がどれだけになるかという事です。そして、この固定的に出ていく費用が、目安となるボーダーラインを決定する要素になります。

  • ネイルサロンの場合
  • ネイルサロンの収益性は手元に資料が無いのですが、美容院やエステ並の収益性があると仮定します。これらの業種はサービス業ですので、8割代の粗利率を確保できるような業種です。

    つまり、あなたが起業しようと考えているネイルサロンも1万円売り上げたら、そのうち8千円程度は残ると考えられます。(2千円程度がネイルの材料等の費用と見積もります。)

    その場合、あなたの生活費を月30万円のお給料として考え、家賃を10万円と仮定します。また、水道光熱費や諸費用が5万円かかるとした場合、毎月45万円を稼いでいく必要が出てきます。

    この場合、

    45万円÷80%=56.25万円

    となり56万2千500円を売り上げる必要が出てきます。

  • どうやって月56万円売り上げるか
  • この場合、客単価を1万円に設定するのならば月20日稼働として

    一日2.8人、つまり大体一日3人の顧客を確保する必要が出てきます。施術時間を考えて、予約管理をしっかりとしていくことや、予約が入りにくい時間帯に予約客を増やすための方策を考える等で顧客を確保し続ける工夫をしてみてください。

    どうでしょうか、一日3人の顧客を確保し続けられそうですか?確保できるくらい見込み客がいるのなら、あなたの商売はきっとうまく行くと思いますよ。

  • 目標をどこに置くか
  • さて、上の例ではお店を借りて、あなたのお給料を30万円ほどで計算しました。

    サロンを大きくするために従業員を雇うとなれば、広いお店も必要となるため、人件費と家賃などがもっとかかるため、売り上げ目標を高くしないといけないでしょう。

    逆に当面は自宅で開業といった形で考えるのならば、売り上げ目標はもっと低くても大丈夫です。(おおよそ37万円売り上げればあなたのお給料30万円が出ます。)

  • 最小限のボーラ―ラインは
  • さて、最低限のボーラ―ラインについても考えてみます。

    個人事業主が融資を考える時には、生計費として20万円程度がかかるとして費用の見積もりをします。

    このラインを最低限とすると、自宅開業+最低限の生計費では

    20万÷80%=25万円

    となり、月25万円の売上となります。

    客単価が1万円とすると、月25人の顧客を確保するところが最低限のボーダーラインとなりますね。

  • とはいえ
  • とはいえ、このような計算は全て机上の計算です。どんなに計算してもお客さんが来なければこのような計算に意味はありません。

    大切なのは、お客さんを集めてこられる営業力と、一旦お客さんになってくれた人がリピートしてくれるような確かな技術、コミュニケーション能力になってきます。

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    72. 開業にあたって、できることを広げすぎないという覚悟を持つ
    73. 顧客のニーズという言葉を考える前に『誰を』顧客にするかを決める
    74. あなたのお客さんは誰?何を売るの?どんな風に売るの?
    75. 何をやっていくかを決める
    76. リスクは有るけどあたるとデカい。市場の成長性を見込んで新分野に賭けろ
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    78. 銀行に口座を開設しよう
    79. 従業員を雇うなら 労災保険、雇用保険、社会保険について
    80. 所得税の青色申告承認申請書をだして青色申告をしよう
    81. 開業にあたっての届け出
    82. まずは開業届を出せば、あなたも個人事業主
    83. 個人事業の場合、最初にずっと使っていく大切な屋号を決める必要があります。
    84. 個人で開業?法人で開業?それぞれ長所と短所があります
    85. それで生活するという覚悟を配偶者と共有することが大切です
    86. 何でもできるという罠。なんでもできるあなたに頼むことは何にもありません
    87. 開業、起業には2種類あります。あなたはどっち?
    88. オンリーワン?甘い事言わないでナンバーワンになってください
    89. お金があれば課題は解決できますがお金を使わず解決する方法を考えよう
    90. お客さんが事務所にくる必要が無いのなら、バーチャルオフィスで格安な事務所を開設できます
    91. 会計お得意ですか?少しできるぐらいなら思い切って専門のサービスを利用しましょう
    92. 完璧に準備してから開業する?何をもって完璧と判断するんですか?
    93. 起業をするのに独創性は本当に必要か?ハードルを自ら上げ過ぎていませんか?
    94. 起業家精神というハードルが高すぎる精神なんて、ミンナ持っていないから大丈夫です
    95. ハウスクリーニングという決してコンピュータに仕事を奪われないフランチャイズ
    96. フランチャイズ加盟という選択。ビジネスモデル一式を手に入れるというのも選択肢です
    97. したい事、できる事、やらねばならぬ事このバランスが大切です
    98. 人脈っていうけどあなたはその人に何が提供できるの?
    99. とりあえず名刺を作ろう。話はそれからだ
    100. 特定の組織で偉かったあなたへ―その人脈は役に立ちませんよ?
    101. 撤退プランも用意しておこう
    102. 脱サラ戦略!?
    103. 会社はあなたの人生まで面倒を見てくれない あるいは組織内で自らの優秀さに頼る事の危険性
    104. 今の仕事と起業。比較して考えると起業という選択肢の意味がはっきりします
    105. 起業すると心に決めることの大切さ。また精神論かよ…と思う人にこそ聴いてほしい
    106. どうして開業したいの?開業のリスクとそれを乗り越えた所にある希望について
    107. 【独立開業】独立開業をするときに必要な情報、解決策をご提示します【何からやる?】
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