お礼状を出していない?どこでつながるかわからないから退職するときはお礼状を出しましょう

お礼状を貰ってうれしくないと思う人はそれ程いないはずです。たとえそれが退職の挨拶状であったとしてもです。

例えば、あなたが世話をしていた後輩から、お礼状をもらったらどうでしょう?

「仕事の面で、先輩には大変お世話になりました。特に○○といった分野では先輩の指導のおかげで…今度開業して北陸で小料理屋をやるのです。よろしければ一度遊びに来てください。」みたいな文面のお礼状が来たら、「北陸かぁ。じゃあ今度出張で行ったときにでも立ち寄るか。」と思うのが人情ですよね。

■仕事は人からくる。そう、サービス業は特にね

おそらく、お礼状を100通出しても、反応があるのは一握りに人になると思います。しかしながら、人と人のつながりが仕事を運んでくるのは紛れもない事実です。

このような、人とのつながりを保つことができる機会は極力活用した方が望ましいと考えられます。

もちろん、お礼状ではなく直接ごあいさつに出向く方が効果的ですが、なかなか全員にそのような対応は難しいものです。そのため、ある意味ドライに濃淡をつけて対応していく必要があります。

この世知辛い世の中ですが、あなたがやってきた仕事やあなた自身のキャラクターを評価してくれている人は必ずいます。

そのような人に対してつながりを持ち続けられるように、お礼状を出すという事はとても効果的です。

少なくとも、どこかから住所録を入手してきて手当たり次第にDMを送付するよりは、少なくてもつながりを維持できるといった効果があるはずですから、積極的に感謝を伝えていきましょう。

■あなたが勤め人なら

さて、このようなお礼状ですが、あなたが現在勤め人で、お世話になった人に対してお礼状を出そうと考えている場合、次の点に気を付けてください。

  • 悪口は書かない
  • まず、悪口は書かないという事ですが、あなたが開業する為に退職するという理由以外に、どのような理由があったとしてもそれを公言する必要はありません。

    上司とのそりが合わないとかそんな事を書くとあなたの信用を失わせるのには効果的ですが、何の得もないので絶対にやめましょう。

  • 後任の人の紹介を書いておく
  • また、取引先の人には特にそうですが、誰が自分の仕事を引き継ぐのかについては明示しておく必要があります。

    これも、相手に迷惑をかけないといった観点で考えればある意味当然ですね。

  • 営業はしない
  • お礼状はPRのチャンスと記事のタイトルで書いているのに営業をしないとは矛盾ですね。しかし、この営業をしないという態度も大切です。

    というのは、仮に勤めている組織と同業で開業をするのならば、あなたは既に勤めている組織にとって潜在的な競争相手ですので、その情報を元に営業をかける行為は道義に反しています。

    しかし、人の動静というものは不思議なもので、なんだかんだ言っても伝わってくるものです。特に同業種で起業するのならばどんな業界であっても意外と狭いため、あなたが何をやるかは言わなくても伝わります。

    そのため、自分が退職したといった情報の提供だけであっても、自分を評価してくれている人ならば、意外なところから仕事につながったりするものです。

    逆に言うと、道義に反した行為をすると、狭い業界ですから不利に働く事もあり得ます。そのため、お礼状で営業をかけるのは止めておいた方が良いでしょう。

    ただ、システム屋さんで働いている人が脱サラして居酒屋を始めるとか、完全に異業種になる場合は、ここまで厳密に考えなくても良いのかもしれませんが、直接売り込んでも、間接的に情報が回る形でもそれほど成果に差は出ないと考えられるのでごあいさつ程度にとどめておく方が無難かもしれません。

    それにつながらなくてもいいじゃないですか。今までお世話になったんですから、感謝を伝えるのも。

    なお、お礼状を出せるタイミングは退職時だけになりますので(3年前に退職した人から急にお礼状が来たら気味悪いですからね)、期間限定のチャンスだと捉えて積極的に関係性の維持に務めましょう。

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