それで生活するという覚悟を配偶者と共有することが大切です

いきなりですが、あなたには配偶者がいますか?もし、いるのならば、開業にあたっての一番のハードルは配偶者の説得かもしれませんね。

この説得ができずに、転職や独立をあきらめるのを通称『嫁ブロック』と言うそうです。

とかく否定的なニュアンスでこの言葉が語られますが、そんな風に言う人たちは、転職業界の人とか、独立開業を考えている人です。

つまり、反対意見を受けることを嫌がる人たちが言っている言葉なのです。そのため、バイアスがかかって否定的なニュアンスで捉えているとも考えられます。

本稿では、どうしてあなたのパートナーが独立開業に懸念を抱くのか、そして、その懸念は決して根拠のない事ではないという事を書いていきます。

■その懸念はあたりまえです

さて、いきなり結論めいたことを書きますが、あなたのパートナーが抱く懸念は当たり前の懸念です。

そして、もしあなたが親しい人から同じことを相談されたらあなたのパートナーと同じことを言うはずです。

ウソだと思うなら、あなたが中学生ぐらいの時期に、あなたの父親が急に脱サラしてラーメン屋をやりたいと言い出したと想定してみてください。

何の質問もなく、応援できる人はほとんどいないはずです。

と言う事は、あなたのパートナーの抱く懸念は一般的な懸念ですから、それを一つ一つ解消できるようにしっかりと事業計画を立てていく必要があります。

■生活の懸念

例えば、「開業と言うけれども、生活できるの?」といった懸念に対しては、しっかりと生活できるだけの収入を稼ぎ出せる計画を少なくとも示せなければダメです。

残念ですが、計画は基本的に下振れするので、十分に稼ぐことができる計画を立てられないのであれば、あなたの独立開業の考えは、無謀な思い付きでしかありません。

しっかりと、誰に向けて、どんな商品を、どうやって販売するか。そして、どれだけの客数、客単価を見込んで売り上げはいくらになり、かかる費用はどれだけか。

結果として、毎月の生活費としてどれだけの儲けを出せるのか。

こういった事は少なくとも理路整然と説明できる必要があります。

■あなたをよく知っているからこそ出る懸念

但し、しっかりとした収益モデルを示すことができたとしても、懸念が解消されないケースもあります。

例えば、「営業を頑張って、月100万円の売り上げを…」といった計画を立てていたとしても、パートナーの目から見て、あなたに肝心な営業スキルが欠けているように思われているようなケースです。

この場合は、収益モデルの要の部分に疑念が生じているので、パートナーの反対は大きなものになります。

そして、この種の疑念は悲しい事に当たることが多いのです。

と言うのはあなたをそばで見続けているわけですから、あなた以上にあなたの持っている特性について把握している可能性が高いからです。

この場合、あなたが計画しているビジネスモデルの前提に問題がある可能性があるので、もう一度、ビジネスモデルを組みなおしてみてください。

(営業スキルが欠けているのならば、営業をしなくても受注できる仕組みを考える必要がありますし、そうした方法は可能です。)

■とはいえ理不尽な反対もあり得ます

但し、理屈ではなく理不尽な反対も当然あり得ます。どこから検討しても問題の無いような計画であったとしても反対されるようなケ―スです。

パートナーと今まで培ってきた関係性にもよりますが、このような、あなたの希望を全く聞いてくれないケースも当然考えられます。

この場合は、大切なあなたのパートナーとの人間関係を再考する必要があります。

あなたが、パートナーからの信頼を失っているような場合、まともに取り合ってくれずに、「いいからそんな事を言っていないでちゃんと働いてよ」といった風な反応が出てきてしまいます。

その場合は、先ずはパートナーの協力を取り付けることを目標に人間関係の修復を図る必要があるでしょう。

■独立開業するとルールが変わる

さて、話は少し変わりますが、勤め人の場合、基本的には個人主義となります。

組織での仕事はあなた個人の力量で(もちろん同僚の力は借りますが…)やる事となります。この場合、あなたが培ってきた人間関係はそこまで役立ちません。

しかし、独立開業した場合、そのルールが変わります。開業後はあなたとあなたの周りの人の総合力が問われます。

あなたが培ってきた人間関係はそのまま仕事に活かすことができますし、あなたの事業の実力は、あなた自身の実力に加え、あなたがチームとした人の実力の総和になります。

また、あなたの築き上げた事業は、ゆくゆくはあなたの望む人に譲る事さえ可能です。(勤め人では、これらの事は基本的にはできないことです。)

このように、勤め人のときは個人戦ですが開業した場合は団体戦にルールが変わると思っておけば大きくは違いません。

■チーム戦なのに一人で戦うんですか?

そして、このようにルールが変わった際に、あなたのパートナーは最も頼りになる人になりえます。

何といっても生計を一にしているため、事業への参加意識はそこまで絆の深くない人と比べると段違いになります。

このようなもっとも身近で最も頼りになる人との関係性をおろそかにしたままで事業を行おうと考えるという事は、全く無理ではないにしても大きなハンデを背負って戦う事につながります。

そのため、当サイトでは基本的にはあなたのパートナーの協力を取り付けた上での独立開業をお勧めしますよ。

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