起業すると心に決めることの大切さ。また精神論かよ…と思う人にこそ聴いてほしい

「起業すると心に決めることは大切です。」なんて書くと、起業するという選択肢を検討しているあなたからは「また精神論かよ…その話って他のところでも見たし、他の人からも聴いたよな…」といった反応が返ってくると思います。

そうなんです、このようなお話は別に目新しいものでも何でもありません。

しかし、色んな所で繰り返し見た、聴いたという事はそれがとても大切な考え方であるという事です。

そのため、本サイトでもあえて書かせていただきますね。

どうして起業するの?

さて、私が起業を考えている方とお話するときは、「どうして起業したいと考えているのですか?」と尋ねさせていただきます。

いま、本項目を読んでいるあなたにも尋ねます。「どうして起業したいと考えているんですか?」

この質問に対して自分なりの答えがあるでしょうか?

このような質問をすると10人いれば10通りの回答が返って来ます。

正直に言うと「なんとなく」といった回答の人も中にはいますが、そういった人でも、ただ単に自分の中の思いを言葉で表現することが難しいから「なんとなく」といった回答になっているだけです。

そのため、追加の質問を幾つか投げかけて対話を続けると、その「なんとなく」といった言葉がだんだん具体的な「どうして起業したいと考えるか」といった質問の答えになっていきます。

このように、起業という選択肢を検討している人は、それぞれその理由を持っているのです。

■飯を食うために起業する

中には、照れ隠しなのかもしれませんが、日々の生活のために起業するといった事を言う方もいます。

その人も、対話を続けていく中で、心の中に持っている起業する本当の目的が現れてくるため、本心から飯を食うために起業する。つまり、生活のために起業するといった人はほとんどいません。

ただ、本心から、心の底から生活のために起業すると思っている方だけは、他の目的が見つかるまで起業は待った方が良いと伝える事があります。

というのは、生活のために起業するのは辛すぎるからです。

生活のためだけならば、世の中には無数の仕事があるので、仕事を選ばなければ食っていく方法は沢山あります。また、本当に困窮しているのならば、当面は行政に頼るのも一案です。

というのは、起業という選択肢は、費やした時間と報酬の間に直接的な関係が無い世界だからです。

相関関係(費やした時間が増えれば報酬も増える傾向)があるとは言えますが、比例的な関係(費やす時間を2倍にしたら報酬も2倍になる)にはありません。

そのため、生計を維持するといった目的だけで起業するのは、非常につらくなりがちです。

生活するために働いているのに、効果があるかどうか分からない事に時間やお金を費やせなますか?

来月の支払のためにお金を作らなければならないのに、成果が上がるかどうかわからない事柄に一生懸命取り組めますか?

■生活のためなら雇われていた方が良い

ハッキリ言いますが、単に生活のためならば、組織に所属するなりなんなりで、雇われて働くことの方が楽です。

働いたら働いた分だけ報酬がもらえるので、家計が均衡していれば、働いてさえいれば来月の支払いの心配もしなくてよいですし仕事自体も雇用主が用意してくれます。

■起業は自由です

残念ながら起業という選択肢を考えて実行してもすべてがうまく行くわけではありません。また、日々色々なことを考えて、答えのない中、試し続ける必要があります。

しかし、その報酬は大きいですし、あなたはあなたらしく働くことができます。

自分でルールを決めて自分で仕事を組み立てていくのです。

この事を一言で表すと自由があるのですね。

と、自由というと、とかく良いイメージがある言葉ですが、この世の中で一番大変な状態であるともいう事ができます。

自由という事は責任が伴うという事です。

あなたは自由に耐えられますか?

■ダメだったら辞めればいい

と、色々なことを書いていますが、もう一つだけ覚えておいてほしい事があります。

それは『たかが起業。ダメだったら辞めればいい』という言葉です。

あなたには自由があります。その選択肢の一つとして起業を選ぶわけですが、たかが起業です。

ダメだったら辞めてしまえばいいのです。辞めて雇われ人に戻るのも自由です。

起業したら不退転の決意でとか言う人もいますが、残念ながら必ず成功する起業の方法などありません。

あなた自身とあなたがたまたま選んだ起業という働き方。どちらが大切ですか?

もちろんあなた自身ですよね?だから起業してダメだったら辞めてしまうという選択肢は必ず持っておいてほしいのです。

■だれもダメだったら辞めればいいとは言わない

このような起業してもダメだったら辞めればいいという話はおそらく、ほとんど聞かないと思います。

というのはあなたが起業した後は、国や地方公共団体も、商工会議所とかの支援団体も、税理士さんも診断士さんも銀行さんも、あなた自身が自由に生きる事よりも、あなたの事業にだけ関心を持っているからです。

でもだから、あえて言っておきます。たかが起業です。ダメならやめちゃえばいいのです。

本サイトでは事業の畳み方まで書いていきます。それも借金を負っていてもできる畳み方です。

あなた自身があなたにとって一番大切であり、重要な人物です。ですから辞めるという選択肢。これは心の片隅に必ず置いておいて下さいね。

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