補助金獲得のヒントは要綱・ガイドラインに書いてある

いきなりですが、あなたは何か新しい家電製品を購入した際に、取扱説明書を読む方ですか?ゲームを買ってこれからそれで遊ぼうとする際に説明書を読みますか?

取扱説明書を書いている人にとっては残念な傾向ですが、おそらく多くに人の答えはNoだと思います。

■補助金にも取説がついている

さて、なぜいきなりこのようなことを書いたかというと、補助金にも募集要項やガイドラインといった取扱説明書が
ついているからです。

そして、大抵の物事はそうなのですが、取扱説明書に大切な内容は全て書いてあるのです。

■補助金にとって大切ない内容とは

さて、補助金にとって大切な内容が書いてあると言いましたが、補助金にとって大切な内容とはなんでしょうか?

・どのようにお金を適正に使うか?
・どんな費用が認められるか?

とても大切ですね。でもあえて言うと、もっと大切な情報も載っています。それは審査項目。

(1)補助対象事業としての適格性
6ページ(3)に掲げる補助対象外事業に該当しないか。
(2)技術面
① 新製品・新技術・新サービス(既存技術の転用や隠れた価値の発掘(設計・デザイン、
アイディアの活用等を含む))の革新的な開発となっているか。
○ 【革新的サービス】においては、中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドラ
インで示された方法で行うサービスの創出であるか。また3~5年計画で「付加価値
額」年率3%及び「経常利益」年率1%の向上を達成する取組みであるか。
○ 【ものづくり技術】においては、特定ものづくり技術分野の高度化に資する取組みで
あるか。
○ 【共同設備投資】においては、事業実施企業全体の3~5年計画で「付加価値額」年
率3%及び「経常利益」年率1%の向上を達成する取組みであるか。
② 試作品等の開発における技術的課題が明確になっているとともに、補助事業の目標に対
する達成度の考え方を明確に設定しているか。
③ 技術的課題の解決方法が明確かつ妥当であり、優位性が見込まれるか。
④ 補助事業実施のための体制及び技術的能力が備わっているか。
平成26年度補正 ものづくり補助金 要綱より

こんな風に審査項目が載っています。

■ヒミツを教えます

さて、どうしてこの審査項目が大切なのでしょうか?「ふーん、まあ一般論だよね…」といった風に考える方もいるかもしれませんが、この審査項目は極めて重要です。

というのは、審査員が審査するうえで、審査項目で点数を付ける(しかない)と考えられるためです。

例えば、あなたの事業は素晴らしい事業であったものの、審査項目を一切読まずに、心の赴くまま最高傑作の補助金申請書を作成したとします。

その場合、審査員さんは点数のつけようがないのですね。というのは、補助金獲得とはといった記事でもふれている通り、補助金は税金が財源です。

そして、税金が財源ですから、補助金制度を運営する人たちは、しっかりと説明をする義務があるのです。

そこにどんなに素晴らしい(と思える)申請書が届いたとしても、審査項目を満たしていない以上、審査ができない。まともに審査ができない申請書を採択したとすれば、それは広い意味での『不正』です。場合によっては、『恣意的な制度運営』など、怖い言葉で指摘される危険性がきわめて高いものとなります。

基本的に補助金の制度を運営している人たちは、決まった制度を適切に運営することが仕事となります。とすれば、審査項目をしっかりと読んでおらず、審査項目で掲げられている内容に言及していないような申請書は箸にも棒にもかからないといった事が想定されますよね。

■つまり

このように、補助金や助成金の募集要項やガイドラインは役人さんが暇つぶしで作ったような文書ではなく、極めて重要な文書であるという事です。

そのため、募集要項やガイドラインをよく読んで、審査基準で問われている内容を満たすような申請書を作成していくことが、補助金や助成金獲得にとって非常に大切なのです。

PAGE TOP