印鑑にこだわる(開運とかゲン担ぎではなく、仕事に使う道具ですから)

印鑑はサイン文化のない我が国では極めて重要な位置づけとなっている道具です。(あえて道具と書きます。)

というのは、重要な契約書には必ず押印しますし、銀行と取引をする場合にも印鑑が必要となっています。

個人事業であれば、三文判であっても、印鑑登録することもできるので事業に使う気になれば使えます。(全くお勧めしませんが)しかし、やはり領収書や契約書に押す印鑑はそれなりのモノの方が信用が出てきます。

そこで、ここでは最低限揃えておくとよい印鑑の種類とその意味を説明していきます。

■実印、角印、銀行印

さて、実印も銀行印も聴いたことはあるとは思いますが、一般の人にはその違いが分かりにくいものであると考えられます。

当サイトは『印鑑ナビ』ではないのであまり詳しく書きませんがこの3種類の印鑑はそれぞれ以下のような特徴を備えているものとなります。

  • 実印(代表者印)
  • 実印とは、役場や法務局に届け出をしてある印鑑の事で、会社や個人の大切な取引をする際に用いる印鑑となります。

    個人事業主が使うのは『実印』となり、法人の場合『代表者印』となります。

    ただ、いずれもお金の貸し借りとか大きな財産が関与する取引など、事業の命運を左右するような場面で押印されるものとなりますので、しっかりと管理しておく必要があります。

    なお、実印や代表社員には上下を示す印などが付いていないのが普通です。

    少し不便なのですが、それは「この印鑑を押す局面は重要な局面なので、上下を確かめる際にもう一度考えてみてください」といった印鑑屋さんの願いが込められているそうです。

  • 角印
  • 角印とは文字通り角ばった印鑑で、個人事業主の場合、この角印ではなく認印を使う場合もあります。

    イメージとしては実印(代表者印)を押すまで重要ではない書類に押す印鑑といったモノとなります。もちろん、実印(代表者印)を押しても問題ないのですが、管理上や安全上良くないので、こういった角印を押すことになるのです。

    なお、この印鑑は『かくいん』と読みます。(『つのいん』ではありませんのでお間違いのないよう。)

  • 銀行印
  • 銀行印とは銀行にあらかじめ届けておく印鑑になります。銀行と取引をするときに使う印鑑になるのでとても大切なものです。

    そのため、実印や代表者印と同じようにとても重要な印鑑となりますのでしっかりと管理する必要があります。

    ■印鑑は一種類でいい?

    印鑑は上の三種類を用意しなくても、実印(代表者印)の一種だけで使いまわすことは可能です。

    また、個人事業主の場合、三文判でも実印にできるためワザワザ実印などを作る必要は実際のところは無いのです。

    しかし、そのような運用は管理上、不要なリスクを生じてしまいますし、取引先にとってもあまり印象のいいものではありません。

    また、これから事業を始めるといった決意を明らかにするためにも、気に入った印鑑を作ると良いと思います。

    ■業種によっては

    ところで、実印(代表者印)の一種だけで使いまわすことが可能と書きましたが、具体的には実印(代表者印)と銀行印を同じ印鑑で兼ねられるという事です。

    このような運用をする場合、作る印鑑は一種類で済みますので余計なコストは避けられますし、自分一人で事業をするのならば、実印と銀行印を兼ねていても特にリスクは増えないと考えられます。

    というか、業種にもよりますが、現在では手形や小切手を扱わないような業種の場合、銀行印を押す機会は意外と少ないのです。そのため、銀行印を実印として印鑑登録しておいて、そのまま貸金庫にでもしまってくといった運用もありです。

    この場合、紛失リスクも避けられますし、管理の手間も削減できます。

    このようないろんな考え方のある印鑑です。自宅の側の印鑑屋さんで上にあげた、実印、角印、銀行印の三種類の作ってもいいですし、今はネットで作れますので色々な印鑑作成サイトを利用するのも一案ですね。

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