
住んでいる土地にもよりますが、ある地域の魅力は近隣の立地の魅力にも左右されます。
近くに魅力的な土地があれば、その地域の魅力はアップしますし、どんなに魅力的な立地であっても、その近隣の街の魅力が乏しければ、本来発揮できたはずの魅力を発揮できないといった事にもつながります。
今回は、蘇我地域の近隣。千葉寺についての魅力を考えてみました。
静かな住宅地で、街並みも美しい千葉寺は、京成ちはら線が利用できる他、千葉駅へのバス便も充実しており、千葉市中心部や都心へのアクセスも良好です。
千葉大学附属病院、市立青葉病院、千葉メディカルセンターという大きな病院のほか、駅前には内科、小児科、外科、歯科、薬局が揃っています。
また緑も多く、近くには県立青葉の森公園もあり、四季折々の風景を楽しむことができます。この県立青葉の森公園は行くと、子育て世代やご高齢の方が散歩していたり、若い方がスポーツをしていたりと地元の人に親しまれている公園です。
このように、非常に住みやすい土地であるため、住んでいる方の所得レベルも比較的高めのように思われます。
千葉中心部に近い、中心部に比べ住居費が安く環境も良い千葉寺。
上記のとおり、医療施設が充実しており、定年後の生活を過ごすには良好な場所と考えられること等から、今後の発展性が見込めると感じています。
県庁や商工会議所にも比較的近いので、千葉寺を事業の本拠地にするといった選択肢は十分ありだと思います。
また、大きな公園がそばにあることから広域から人が集まってきており、住んでいる人の所得水準も比較的高めであるように感じられるため、どのような商売を始めるにしても、十分な数の潜在顧客がいると考えられます。
ただし、蘇我から直接アクセスのできる公共交通機関はそれほど多くありません。まず、千葉寺駅は千葉から伸びている京成ちはら線の駅であり、蘇我駅は京葉線や内房・外房線の駅です。そのため、鉄道で蘇我から千葉寺へのアクセスは、いったん千葉を経由する必要があるため非常に不便です。
また、バスも千葉駅が拠点となるためあまり便利ではありません。
そのため、公共交通機関を利用することが多いであろう客層を相手にする場合、蘇我と千葉寺の商圏はあまり重ならないかもしれません。
しかし、車等を利用する人たちを想定したり、自分自身が出向いていくことを考えれば、蘇我と千葉寺は近隣地域にあるため、一つの商圏として考えてもいいかもしれません。
最終的には提供する商品やサービスによってしまいます。ただし、距離は近くてもアクセスはそれほど良くないのでそれを埋める手立てを考える必要があるかもしれませんね。
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